#322 嫌われずに注意する方法
静かなリーダーが大切にしている “伝え方の技術”
前回のブログでは、
「優しさ」と「甘さ」は違う、
そして本当の優しさは“事実を冷静に伝える力”である
という話を書きました。
ただ、実際の現場では
注意したいことがあっても
• 嫌われたくない
• 空気が悪くなるのが怖い
• 重く受け取られたらどうしよう
と、つい伝えるタイミングを逃してしまう方が多いものです。
ここからは、私が外資で25年仕事をしてきて培った
「嫌われずに注意する」ための実践方法をお伝えします。
① 事実だけを切り取って伝える
注意が“個人攻撃”に聞こえるのは、
事実と感情が混ざったときです。
「遅いと思った」→ 感情
「9:30開始の会議に9:42に到着した」→ 事実
事実だけを淡々と伝えると、相手は防御モードになりません。
まずは感情を一度横に置くことがポイントです。
② その行動がチームに与える影響をセットで伝える
注意が刺さるのは「正論」ではなく「意味」です。
例:
「遅れると、会議の合意形成が遅れて全体の進捗に影響します」
“なぜこの注意が必要なのか”を丁寧に伝えることで、
相手は「怒られた」のではなく
「改善の理由を理解した」という感覚になります。
③ 相手を尊重する一言を添える
最後に、静かなリーダーの大切なエッセンス。
• 「あなたならできると思っているからこそ伝えています」
• 「改善できたら、もっと成果が出ると思います」
短いメッセージで構いません。
“期待している”というサインを出すだけで、
注意は応援に変わります。
④ タイミングは “溜めない・追い詰めない” の間に
嫌われたくない人に多いのが
「タイミングを逃す」パターン。
直後に言うと感情的になりやすい。
数日後だと、相手は何の話か分からない。
ポイント:その日のうちに、落ち着いたタイミングで短く伝える。
これが一番摩擦が少ないです。
⑤ 注意の目的は「矯正」ではなく「成長」
リーダーが伝えるべきは、「正しさ」ではなく「成長の方向性」。
その視点で伝えられるリーダーは、不思議と嫌われません。
注意されても、
「この人は私を見捨てていない」
「むしろ期待してくれている」
と伝わるからです。
最後に
嫌われずに注意するためには、
声を荒げる必要も、厳しくする必要もありません。
必要なのは、
静かな落ち着きと
事実・影響・尊重
という3つの軸だけ。
誰でもすぐに実践できます。
このブログが何か皆さんの気付きとなれば嬉しく思います。
そして皆さんにとって笑顔が1つでも笑顔が多い1週間でありますように!!
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川田真保